礼子さんが運転する
昔のFIAT PANDAみたいな
白い角張ったクルマに乗った母が
向こうからやってきた
礼子さんは母の叔母にあたるひとで
エキゾチックな顔立ちの
ボブが似合うキャリアウーマン
母もとても元気そうで助手席に座っていた
わたしもそのクルマに乗せてもらって
これからどこか楽しい旅がはじまる
というところで
目覚ましがなって目が覚めた
久しぶりに朝 パッと起きれた
あんなに遅かった雪国の日の出も早くなり
外は静かで鳥の声がしている
ああ 春が来たんだな
きっと元気でやっているんですね
わたしも元気にしています