2015年4月28日火曜日

je suis japonaise avec accent britannique exotique

「キクは日本(でしか働くことができない)という制限があるのが
もしかしたら今はいいのかもしれないね
選択肢が多いと選べないこともあるよ」カースティーが言う
うーん、なるほど深いね
逆にわたしは今はどこに行っても大丈夫という気持ちになってきているのに
なんだか不思議なことば

両親がスコットランド出身の彼女は
昨夏行ったその土地からなんだか呼ばれてる気がするって
この2月に決めて6月の出発に向けて動きはじめた
自分のベースのひとつとして「ヨガを教える」ことがあって
英語教師でもあって、さらにUKパスポートがある彼女
その英断と勇気を尊敬しつつもすんなりヨーロッパに渡れることをうらやましくも思う。

「自分で腑に落ちてハッピーなら日本で働くのもいいと思うよ~
一年弱の旅で良い思い出と友達と土地との出会いがあって…
オープンで外国的なのだから、きっとそれに合う外資系の会社があるんじゃないかな」
ブリスベンのリバーサイドでAquitaineというフレンチレストランを見つけて
そこに連れていってくれた友人のクレアにメールすると偶然
彼女もわたしと出かけた場所を思い出す出来事にばったり出くわしたって


実際はまるまる一年間、旅を続けている訳ではないし
どこかでまた長く旅をしたい気もしている
あるいはもっともっとオープンになって羽目を外せた部分もあったんじゃないかとか
若いうちに行っておくべきだったな、とも

ブリスベンはなんだか居心地のよいカフェやバーがあって
最後の夜も気になったカフェバーでのんびり
「雰囲気がいいし、音楽もいいよね!」「ありがと。また来てね!」
今また街に住みたいのはこういうお店がいくつかあるだろうから

ほろ酔い気分で宿に戻ってパッキングして
それからデジカメのメモリーカードにずっと残っていた写真を全て消去した
ハイライトだけiPadに残して


朝イチのフライトに乗るため翌朝4時起床、シャワーを浴びて
鏡をのぞくと「あー楽しい旅だった!」ふとそんな言葉が出てきた
ほんと、たくさんの良い思い出と友達と
どこに行っても良くしてくれる人ばかりでトラブルなんてひとつもなかった

メールボックスを整理していたらでてきた
ホメオパスのせはたさんに以前もらった言葉
「はしもとさんは一期一会をくり返し
人の人生の一ページに軽やかに登場される人ですね
同じところに留まりディープな人間関係に翻弄されるのと対極にあるような)」

そう、できるなら、彼女に診ていただいたように
そのときどきで自分に心地よい場所を移動できるハヤブサのようでありたい
それと同時に、今生では人間として生まれたのだから
どこかベースを持ちつつ自分にできる限りのあらゆる経験をしていきたい
そのベースはどこにあるのか、今はまだわからないし
それはどこに行っても変わらない自分自身、根本的なものかもしれない